概念を作り出すことによるストレス低減
概念工学、という言葉を目にした。
哲学について学んだことはないのだが、概念を作り出すことなんだと思う。
インターネットで検索をすると、こちらが出てきた。
Cappelen & Plunkett によれば、概念工学(conceptual engineering)とは「⑴表象的デバイスを評価し、⑵どのように表象的デバイスを改善するかについての反省と提示であり、⑶提示された改善の実装への努力」のことであるとされる(Cappelen & Plunkett forthcoming, section 1)。
概念工学と概念倫理学 - Lichtung
ストレスの感じ方を変えるのに、出来事や気持ちなどを記録する、という方法がある。
DaigoのYoutubeの動画で言っていたのだが、
自分の感情を表現する言葉をたくさん持っている人ほど、ストレスに強くストレスから立ち直る事が早いということが確認されています。
覚えるだけで【ストレス減る言葉】
(中略)
感情に関する言葉をたくさん持っていると、感情に対する解像度が高くなりますので、他人の感情も理解できてストレスにも強くなる上に、自分の感情もコントロールしやすくなります。
(中略)
普段から感情を細かく分解して表現していくことを練習していると、脳はその感情から感じるストレスへの対策を覚えてくれます。
ということで、語彙力のアップが重要なんだと言う。
その助けとして、日本語としてないんだけど、外国語に存在する言葉、を説明した本としてこちらが紹介されていた。
- 作者: エラ・フランシス・サンダース,前田まゆみ
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2016/04/11
- メディア: 単行本
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買ってみて読んだら、イラストがほんわかしてスッと世界の"翻訳できない"言葉と、その意味が入ってきた。
日本語にはあるんだけど外国語にはない表現として、木漏れ日、なども紹介されていた。
感情を表す言葉を色々書いたものとしてこちらも紹介されていて、
- 作者: 学研辞典編集部
- 出版社/メーカー: 学研プラス
- 発売日: 2017/07/04
- メディア: 単行本
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大きさとしては文庫以上新書未満の感じで、小さめのサイズのものは700円せずに買えるので新書1冊くらいの感覚で買える。
その他に、この本も紹介されていた。
- 作者: アンジェラ・アッカーマン,ベッカ・パグリッシ,Angela Ackerman,Becca Puglisi,小山健,飯間浩明,滝本杏奈
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2015/12/25
- メディア: 単行本
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こういう気持ちのときは具体的な身体表現としてこういう動作、といったような感じ。
そのため、こちらは購入せず。
感情を分解して表現することを行うと、"怒り"だったものが実は欲求不満だったり、条件反射的な反応の一部にすぎなかったり、といったように取り扱いをしやすくなる。
感情、コンセプト、そういったものに"名前をつける"ことによって、それを扱えるようになる。
日本語が存在しなければ、自分で適当に名前をつければ、つまり、概念を作ればいい。
人間はパターン認識をするのが得意で、それで進化してきたものの、そのパターン認識のために誤りにつながることが多いのだけれども、パターン認識を利用したほうがよいときは利用するとよい。
概念工学を使うことによって、ストレスの低減を図ることができるのだ。
筆者注: 特に「概念工学」に関しては認識が誤っていることが十分に考えられますので、ご指摘があればいただると幸いです。